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6月の本の会

6月17日の本の会は、3人だけでした。梅雨の時期なので体調を崩した人もいました。
読みあった絵本は3冊で、「よみきかせのきほん』から各自が選びました。
うさぎのみみはなぜながい
『うさぎのみみはなぜながい』 メキシコ民話 /北川民次作/福音館書店刊/JM
アステカの民話を元にした絵本。大きな体がほしいと願ううさぎに神様は、虎とワニと猿を殺して皮を持ってくるという課題を出す。その課題をうまくやり遂げたうさぎに、神様は・・・。

おおきくなりすぎたくま
『おおきくなりすぎたくま』リンド・ワード作/渡辺茂男訳/福音館書店/FO
アメリカの開拓時代のお話。クマを捕らえたいと願っていた少年ジョニーは、ある日森で赤ん坊のクマを捕らえて連れ帰る。そのクマを飼い始めたところ、どんどん大きくなって、近所の厄介者に。劇的な展開で、聞き手をぐいぐい引っ張っていく絵本。

よあけ
『よあけ』 ユリー・シュルヴィッ作/瀬田貞二訳/福音館書店刊/TT
湖の木陰で一夜を過ごした祖父と孫が、夜明けを迎える。そよ風が吹き、さざ波が立つ。鳥が鳴く。刻々と変化する自然の神秘的な美しさを描いた絵本。唐の詩を元にしたごく短い文を心を込めて朗読。読んだことはあるが、読んでもらったことがないという要望に応えて読んだ。ページをめくる間が、難しかった。
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5月の本の会

5月20日(月)今日は3人しか集まれませんでしたが、「よみきかせのきほん」の中から選んだ4冊の絵本を聞きあって勉強。絵本の表紙を、各社の著作物利用の手引きに従って紹介します。

ゴナンとかいぶつ-モンゴルの昔話バーサンスレン・ボロルマー絵、イチンノロブ・ガンバートル文、津田紀子訳、偕成社刊
「ゴナンとかいぶつ-モンゴルの昔話より」SMさん。モンゴルの草原に住むゴナンは、とても力持ちの男の子。村を襲った3つ頭の怪物マンガスを退治しようと1人で出かけます。
モンゴルの子に愛されている英雄叙事詩の絵本。小学生に読んであげたいとSさんは練習中です。「もっと、勇壮な気持ちで読んであげて」と、エールを送りました。

ウルスリのすずアロワ・カリジェ絵、ゼリーナ・ヘンツ文、大塚勇三訳、岩波書店刊
「ウルスリのすず」JMさん。スイスの古典的な絵本。村の鈴行列に使う大きな鈴を取りに、ウルスリは山小屋へと雪に埋まりながらたった1人で登ります。ウルスリのひたむきな気持ちが伝わるように読みたいとJさん。横長の大型絵本は読みにくいので、よく練習しなくてはなりません。長い物語が苦手な低学年に使えるかなと、迷っていました。以前、文庫では3年生位の子にとても喜ばれました。
ミムスのぼうけん松岡達英作、ジェームス・H・マドセンJr.小畠郁生監修、小学館刊
「ミムスのぼうけん」TT。約800万年前、白亜紀の北アメリカ大陸にいた小型恐竜オルニトミムスの子、ミムスが親からはなれてから戻るまでの、一日の冒険を描いた絵本。様々な恐竜たちに出会いながら、自分の身を守ってさまようミムスに、恐竜好きの子は夢中になるでしょう。夏休みに公民館で開かれる「移動博物館」に、恐竜の頭蓋骨が展示されるので、読んでやりたいと古書を探して手に入れました。絶版で、図書館にも所蔵されていないのが残念。聞き手達は、頁から飛び出してくるような恐竜たちの迫力に感嘆の声をあげていました。復刊してほしいです。
ほね堀内誠一さく、福音館書店刊、
「ほね」SMさん。さかなには ほねがある。でも たこには ほねがない。もし きみのからだのなかにも ほねがなかったら・・・・。人間や動物の骨格の構造や働きをわかりやすく説明。(よみきかせのきほんから)
科学絵本というから、もっと説明的かと思ったら、楽しいし、小さい子にもわかるので、図書館でも使えそうと、JMさんは早速、図書館での読み聞かせの候補に入れていました。とかく物語絵本に偏りがちな私達の、視野を広げてくれた1冊です。

やはり、絵本の良さは読んでもらうとよくわかりますね。来月も読み合おう!!と、約束して別れました。


3月と4月の本の会

3月と4月の本の会で、読み合った絵本を紹介します。絵本は、2月と同じ『読みきかせのきほん』から選びました。本の会で読んでもらって、いいなと思った絵本は、学校や図書館、保育園などで自信を持って使えるという感想も出て、しばらくは、このスタイルで学び合うことになりました。

 ①3月18日(月)は参加者5人で、5冊の絵本を楽しみました。
 『まいごのアンガス』マージョリー・フラックさく・え/福音館書店(JMさん) アンガスシリーズの3冊目。元気よく出かけていったアンガスが、遠くまで来すぎて家に帰れなくなってしまいます。一晩外で眠ったあと、牛乳配達の馬車を見つけて、そのあとについて無事に家に帰るまでのお話。ひとりで外出できるようになったばかりの子どもにとっては、無事に家に帰ることができるかどうかハラハラします。行きて帰りし物語の典型とも言える作品です。
 『ものぐさトミー』ベーン・デュボア文・絵、松岡享子訳/岩波書店(FOさん) トミー・ナマケンボの家はすべて電気仕掛け。きがえから歯みがき、食事、お風呂とすべて自動装置がしてくれる。とても便利で文化的な暮らしのはずだったが、嵐で電線が切れて、とんでもないことに・・・。大人には馬鹿馬鹿しく思えますが、子どもたちはとても喜びます。滑稽さを楽しめる読み手にお勧め。
 『リーベとおばあちゃん』ハーラル・ノールベルグ絵、ヨー・テンフィヨール作、山内清子訳/福音館書店(SMさん) 長い冬の間、日がささない谷間の村で、病気のおばあちゃんのために、お日さまを呼びにいく女の子のお話。静かなお話
ですが、女の子の気持ちにより添って読んでもらい、幸せになりました。
 『たんぽぽ』平山和子ぶん、北村四郎監修/福音館書店(TT) 自分で読んだことはあるけれど、聞いたことがないというので読みました。冬の間葉を寝かせていたたんぽぽが、綿毛を飛ばして根付くまでを描いたかがく絵本。4頁にわたる長い根の様子や、綿毛のとぶ様子など、読んでもらうとスケールの大きさを、感じたそうです。
 『十万本の矢-三国志絵本』于大武絵、唐亜明文/岩波書店(HIさん)
蜀の軍師孔明は、義と戦うため呉に同盟を持ちかけるが、孔明の才能を憎む呉の軍師周由瑜は、十万本の矢を集めろと難題を出します。面白いエピソードなので、三国志を知らなくても楽しめますが、読み手は三国志を読んでおいた方がよいとの意見も。

 ②4月15日(月)は参加者4名で5冊の絵本を楽しみました。
 『かぶとむしはどこ?』松岡達英さく/福音館書店(SM) 夏の終わり、腐葉土に産みつけられたカブトムシの卵が幼虫になり、翌年の夏、成虫になって地上に出てきて、夏の終わりには卵を産んで・・・。カブトムシの一生を、写実的な絵をとおして、伝えています。読んでもらうと、図鑑とは違う感動がありました。これからの季節に、ぜひ読んであげたい1冊です。
 『きかんしゃやえもん』阿川弘之文、岡部冬彦絵/岩波書店(JM) 小さな駅から大きな駅まで、長年走り続けてきた機関車のやえもんが時代遅れになってしまいました。ある時、火の粉が稲むらに飛び移り火事になりかけたために、スクラップにされることに決まりましたが・・・。一時期は教科書にも載って、多くの子どもたちに愛されたロングセラー絵本です。学校や図書館で読み聞かせしたいのだが、と読み手も迷っている1冊。乗物好きな子にじっくり読んであげたり、家庭で親から子にとか、子ども文庫、幼稚園などで少人数の子に読んであげられるけれど、刺激の強い絵や、展開の早い絵本になれている子が大勢混じっている学校ではどうかしら、と疑問符が付いてしまいました。
 『こっぷ』谷川俊太郎文、今村昌昭写真/福音館書店(FO) こっぷはみずをつかまえる/こっぷはけむりもつかまえる/と1頁に短い言葉を添えて、美しい写真が・・・。普段何気なく使い、よく知っているつもりのコップですが、読み聞かせると、子どもたちは身を乗り出してきます。無駄のない言葉、美しい写真に大人も魅了されました。久しぶりに子どもたちに読んでやりたくなった人もいました。
  同じコップを扱った絵本だからと、FOさんは、『まほうのコップ』藤田千枝原案、河島敏生写真、長谷川摂子文/福音館書店も読んでくれました。コップに水を入れて、後ろに物を置くと、歪んだり、逆さになったりと、見える現象を追った写真絵本です。新しい発見があり、コップを使って実験へと発展させることもできそうですが、オノマトペを多用した文は、なぜか耳の脇をスルーしていきました。これは、『読みきかせのきほん』には載っていません。
 『ぼくのいぬがまいごです』エズラ・ジャック・キーツ&パット・シェール作・絵、さくまゆみこ訳/徳間書店(TT) 大好きな絵本ということで、楽しそうに読みました。プエルトリコからニューヨークへ引っ越してきたばかりで、スペイン語しか話せないホワイトニー。愛犬のペピートが迷子になってしまい、勇気を出して探しに行きますが、言葉が通じません。でも、スペイン語の分かる銀行員さんが、紙に「ぼくのいぬがまいごです」と書いてくれたおかげで、子どもたちが手をさしのべてくれます。多民族国家アメリカならではの絵本ですが、子どもたちが出会い、助け合う姿が自然で、何度読んでも飽きません。日本でも、様々な国の子どもたちが共に生活するようになっています。学校でも読んであげたいのですが絶版で、古本も高価に。ぜひ復刊してほしい絵本です。

新年度が始まりました

4月6日(土)午前、新学期最初の文庫がありました。
常連の姉妹が来てくれました。妹のちーちゃんはもうすぐ3年生になります。読み物にもどんどん手を伸ばすようになりましたが、もうひとつのお気に入りは、『さわるめいろ』(小学館)の正続2冊です。これは視覚障害児が本を楽しめるようにと願って、作られた図書です。3年前、図書館で点字絵本の講演をお聞きしたのをきっかけに、『ぐりとぐら』(福音館書店)と『しろくまくんのほっとけーき』(こぐま社)とともに購入して、子どもたちと楽しんできた本です。『さわるめいろ2』は、目を開けて触ってみてもとても難しくて、目の不自由な子どもたちが数分でクリアーすると聞き、みんなはびっくりしていました。今でも、繰り返し借りていき、前にクリアーできなかった迷路に挑戦する子もいます。ちーちゃんもその1人。昨年末に「テルミのめいろ」が小学館から出版されると知り、ほしいというので、買い求めて先月末に貸してあげました。

その本を返してくれながら「やさしかったので、全部できたよ」というので、私は目を閉じて、表紙の迷路をやってみました。見えないというのはなんと不安なことでしょう。指先に神経を集中しても、目で確かめるのと違って、指先で感じる線はとても不安定です。ちーちゃんに道案内されながら、ようやくゴールにたどり着いたときには、汗をかいていました。途中で、思わず『目を開けたーい!!』と叫んでしまいました。続いてちーちゃんも、どうぶつえんめいろに挑戦しましたが、とても苦戦しました。「みたーい」という声も出てしまいました。見ることができない人たちの苦労を、少しだけ感じることができました。
 私は最近、汐文社刊の『暗闇の中のきらめき』を読みました。フィンランドで作られた児童書で、点字を作ったルイ・ブライユの紹介とともに、フインランドの普通児クラスで学んでいる、視覚障害児レオの生活が描かれています。それを読むと、日本と違いフィンランドでは、きめ細やかな統合教育がなされていることが、かいま見られます。障害児と暮らす級友達の心の成長も描かれていました。ともに暮らしともに成長することの素晴らしさについて、考えさせられました。

3月13日(水) 午後1時30分から3時30分まで おはなし・こすずめの会はふじしろ図書館で、誰でも聞きに来られる講演会を実施します。以下のご案内状をご覧の上、お越しください。お待ちしています。

アンデルセン
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