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作文・エッセイの部 大賞受賞作品

助けあい物語賞
作文・エッセイの部 大賞受賞作品
「ボランティアを体験して」
取手市立藤代中学校 第3学年  井手 隆登

 ぼくは、去年の夏休みにつつじ園のボランティア活動に参加しました。
 きっかけは、学校にボランティア募集のポスターが貼ってあり、やってみたいと思って親に相談したところ、「よい経験になるから」と賛成してくれたからです。
 まず、 ドキドキしながらつつじ園に電話をすると、快く受け入れてくれました。
 初日は緊張しましたが、スタッフのみなさんや利用者の人たちが話しかけてくれたので心が和みました。また、利用者の一人の方が下書きなしで、ぼくの名前をすばやくハサミで切り抜いてくれて、とてもうれしかったです。
 主な活動は、チラシを袋に入れたり、EMばかしという商品を作るお手伝いです。
 ぼくは同じ仕事を続けることが苦手なので大変でしたが、頑張りました。
 ぼくは今年の一月に「取手市少年の主張」に出場しました。このボランティアの体験があったので藤代中学校の代表としてステージに立つことができたと思っています。「みんなが輝くことができる社会を目指して」という題名で、障がいがある人もない人もみんな同じ人間だから、障がいのある人を差別しないでほしいということを主張しました。
 今年の夏もボランティア体験に参加しました。去年の夏に参加した時、スタッフの方や利用者さんが明るく接してくれました。それがうれしかったので、また今年も続けたいと思ったのです。
 夏のボランティアの最後の日に「ボランティアさん、ありがとう会」を開いてくれました。会の終わりに利用者さんが「ありがとう」と、「ひまわりの約束」を歌ってくれました。聞いているうちにぼくも思わず涙が出てしまいました。
 ぼくは、ボランティア活動を通じて、人との関わりや仕事の大変さを学びました。
 高校に入ってもボランティアなどをして、人によろこんでもらいたいと思いました。

この作文を書いた理由
学校に貼ってあるポスターを見て、ボランティア活動の体験を書いてみ
ようと思ったから。
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井出君の表彰式

10月27日(土)午前10時10分から、「第31回取手市社会福祉大会」が開催されました。
大会では、社会福祉活動や社会福祉増進に寄与した人々への表彰とともに、取手市社会福祉協議会が募集した「助けあい物語」の絵画と作文の優秀賞の表彰がありました。10月12日のブログでお知らせしたように、文庫の中学生会員の井手隆登君が、作文の部で大賞を頂きました。文庫の小泉代表が、その模様を書いてくれました。
賞状授与
作文朗読

27日(土)福祉交流センターで取手市福祉まつり「笑顔のひろば」が開催されました。開会式が始まる頃には心配されていた雨もあがって、陽がさし始めました。市役所の駐車場には多くの模擬店なども出て、かなりの賑わいです。開会行事の最後の方に、井出君の作文発表がありました。
井手君は取手市社会福祉協議会が募集していた「助け合い物語」作文に応募して大賞を受賞したのです。まず、司会者が受賞者の名前を読みあげます。皆ほとんど声を出さずに起立しましたが、井出君は「はい!」と大きな声ではっきりと返事をし、立ち上がりました。壇上に上がって社会福祉協議会長から表彰状を授与され、そのあと作文の朗読です。
井出君はほとんど暗誦といっても良いくらい、原稿をあまり見ないで、しっかりと発表しました。大きな声で堂々と発表している姿はとても頼もしく素敵でした。井手君が障害者施設「つつじ園」で行ったボランティアを通して感じたことなどを自分の言葉で詳しく表現していました。谷中子ども文庫会員の成長した姿を見てとても嬉しく感じました。井手くんおめでとう、そして有難う。

記念撮影

10月の本の会

 10月15日(月)今日は恒例の本の会でした。出席者は4人。これから幼稚園、保育所、学校への訪問お話会が続くので、後半は、そのための読み聞かせやお話の練習をしました。
 本の紹介は4冊。SMさんはデ・ヤングの『丘はうたう』福音館書店刊。田舎の暮らしを望んで、家族で街から引っ越しました。美しい自然の中で冒険したり、喜びを感じたり、地元の人との温かな交流が生まれたりと、様々なできごとを経験して育つ幼いレイの姿を、美しく細やかな自然描写の中で描き、心がほっかりと温まる作品でした。
 JMさんは、前月と同じノエル・ストレトフィールドの『家族っていいな』すぐ書房を、ユーモアたっぷりに紹介してくれました。貧しい牧師の子どもたちが、それぞれに家族のことを思いやり、様々な行動を起こしますが、その愉快なこと。残念ながら、図書館にも所蔵が無く、他の作品程流通していませんが、家族の絆を感じる作品です。
 TTは瀬田貞二作『お父さんのラッパばなし』福音館書店。「富士山の鳥よせ」「アフリカのたいこ」ほか12の短編を収めた1冊。どれも、お父さんが子どもに語って聞かせるお話のスタイルをとり、大きなラッパを吹き鳴らすような痛快な物語ばかりです。
 FOさんは、ローラ・インガルス・ワイルダーの『大きな森の小さな家』福音館書店。みんなが知っているお話なので、軽く紹介しました。
 先月、『放課後の時間割』を借りて帰ったSMさんは、4年生にお話のあとに「学校こわい」を読みました。みんなくすくす笑いながら聞いてくれたそうです。

僕、文庫に入ってて本当に良かった・・・井手君、おめでとう!!

10月10日(水) 文庫会員の井手君(中3)から、喜びの電話が入りました。
取手市社会福祉協議会が募集していた「助け合い物語」作文に応募し、大賞になったという知らせです。勿論応募のことは知っていました。下書きを読んでいたからです。つつじ園でのボランティア体験と、その中で自分が考えたこと、障害を持つ人への共感とスタッフへの感謝の気持ちが、とても素直に、飾らない言葉で書かれていました。
「ここ、わかりにくいな」とか、ほんの少しアドバイスしただけで、そのあとは自分で書き直して出したと聞いていました。その結果の大賞です。

以前にご紹介したように、井手君は今年のお正月に取手市の少年の主張で、「みんなが輝くことができる、社会を目指して」というタイトルで、堂々と自分の学習障害を語り、障害を持つ人にもそれぞれ輝かしい才能があることを理解して、みんなが輝くことができる社会を一緒につくっていきましょう。 と訴えました。

それを取材してくれた茨城新聞の記事と、自分の主張を多くの人に知って貰いたいという希望があったので、文庫のブログに転載しました。それが、井手君の自信につながったようで、そのあと読書感想文にも挑戦しましたし、今回の作文応募につながったのです。読み書きが苦手でも、小学2年から一番熱心に文庫に通い、文庫をPRしてくれた井手君は、文庫が大好きな子で、中学に入っても、文庫の日とは別に月に1~2度電話してきて、文庫の本を借りていました。好きな作家の絵本を何度も何度も・・・。
図書館にも足繁く通い、いつも文庫のことを話題にしたそうです。命令されたり、評価されることなく、好きな本についておしゃべりし、何度でも借りられる文庫が井手君の考える力を育ててくれたに違いありません。「僕、文庫に入ってて本当に良かった」と繰り返す言葉に、世話人の心もキュンとしてしまいました。
10月27日午前10時から、取手市福祉交流センターで開催される「第4回取手市福祉まつり」で表象されます。壇上で作文も読みあげるそうです。井手君おめでとう。

3か月ぶりの本の会

 7月8月と猛暑が続き、谷中子ども文庫には冷房がないので、会員の平均年齢が70とン歳の本の会は2ヶ月間お休みしました。休みの間には、様々なハプニングがあり、今日の参加者は4人だけでした。でも・・・、休み明けで話したい気持ちがいっぱいの参加者は4人とは思えない程、熱心かつにぎやかな時間を過ごしました。そして最後に共通した感想は、「利害の関係ない、こういうおしゃべりはリフレッシュできる」でした。紹介図書は『物語の森へ-こどものための物語のおすすめリスト』から、それぞれが選んで読んできた本です。
 H・Oさんのおすすめは『ガディおばさんのゆうれいたいじ』ウイルソン・ゲイジ作、マリリン・ハフナー絵、渡辺南都子訳(岩崎書店)
 まず、この本を手に入れたいきさつが紹介されました。ある図書館の除籍本をリサイクルブックフェアで10円で手に入れたら、『物語の森へ』に載っていて、しかも絶版本なので、とても得したのだそうです。(フムフム。取手市立図書館には所蔵がないし、アマゾンの中古では410円で1冊だけ出品。レビューでは星5つ。本当にお得かも)
 低学年向けの読み物で、古い家に猫と犬と一緒に住んでいるガディおばさんのお話です。広々としたトウモロコシ畑もあり、納屋には牛とラバと鶏を飼っています。おまけにりんごの木まであって、おばさんはここの暮らしがとても気に入っていますが、たったひとつ、ゆうれいも住んでいて、毎晩やかましい音を立てるのだけが悩みの種でした。何とかして追い出そうと、あの手この手を使ってみますがなかなかうまくいきません。・・・・時々、聞き手にクイズを出しながらとても楽しく紹介してくれました。ゆうれいを追い出すことができたかどうか・・・は、読んでみてのお楽しみ。
 J・Mさんのおすすめは『バレー・シューズ』ノエル・ストレトフィールド著、中村妙子訳 (すぐ書房/1986)。今年1月には教文館から中村妙子訳で復刊されていますが、少し短くなっているようです。取手の図書館には2冊ともあります。身寄りのない3人の孤児が、ある家に引き取られ3姉妹として成長していきます。養育者は化石の収集で世界中を飛び回っている学者のマシューおじさんなので、留守を守っているのは娘の保母だったナナ。しかし、マシューが長い旅に出てしまったため、一家の生活は困窮してしまい、ナナは化石を処分して下宿屋を開業することにしました。そしてある下宿人との出会いから、3姉妹はバレー学校に入学することになりました。バレー学校で様々な経験をし成長していく3人は、やがて自分の天分に合った生き方を見つけていきます。職業小説の創始者とも言われるストレトフィールドの400頁を越す大作を、熱を込めて紹介してくれました。合わせて、石井桃子著『児童文学の旅』から、石井さんがストレトフィールドとの出会いを描いた場面を田島が紹介しました。
 S・Mさんは『魔女の宅急便』角野栄子作(福音館書店)を、お孫さんに第1巻をプレゼントしたら全巻を図書館で借りて読んだ、というエピソードを添えて紹介してくれました。この作品は全員が読んでいましたので、挿絵が変わったことや、挿絵によって作品のイメージが変わることなどにも話が発展しました。そして、思春期に入り親離れをしていくこどもを励ましてくれる作品なのではないかと、お嬢さんが自活していた部屋にこの作品が全てそろっていたのを見て、そう思ったと、J・Mさんがしみじみ語られました。文学というのはそういう働きもするのだと、末っ子が自分のお気に入り本を持って、この夏に家を離れたことを思い私も共感したのでした。
 私は『放課後の時間割』岡田淳作(偕成社)を紹介。文庫のエピソードを添えて、「学校こわい」を朗読しました。みんなは笑って聞いてくれましたが、以前に黙読したH・Oさんは「読んでもらった方が、ずっと楽しい」と感想。この作品は、元々読み聞かせるために作られているので、声と合わせて楽しんだ方が生きる作品なのだと思いました。S・Mさんは朝読書の読み聞かせで使ってみようと、早速借りて帰りました。出版社にはまだ在庫がありますので、図書館にも入れて欲しいです。
 
 
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